Digital Domain社視察


 

 今回のツアーに参加した理由の一つである、Digital Domain社の視察。ベニスビーチの近くにあるDigital Domainは、独立系CG ProductionとしてはILMに次いで恐らく世界第二位の規模である。社員数は約500名くらいだったと記憶している。
 まずはScreening Room(試写室)でDemo Reelを観賞をしながら、スコット・ロス社長による数十分間の質疑応答。たいして貴重な話はきけなかった…。
 さぁて、ここからがメインの制作現場の見学だぁ! と、思いきや…これで視察はおしまいとのこと…。あっけにとられる参加者一同。
 「嘘でしょ?そんなハズないでしょ?」
 今まで色んな会社を視察したが、こんな待遇は初めてだ。しかも“おみやげ”のひとつもありゃしない。殆どの参加者は納得してバスへと戻って行ったが、どうにも納得いかない数人(僕を含めた)は「これで終わりのハズがない」と入口で粘っていたのだが…。う〜む。本当に何もないみたいだ…。一番腹を立てていた某女性は、とうとうズカズカと社内へ入って行き、写真をパチクリ撮ってきてしまった。それを止めに行ったその旦那も盗撮してきたようだ。
 「5つの極秘プロジェクトが同時進行してたから」という言い訳をしていたが、恐らく50人と言う大所帯で押しかけたのが悪かったのだろう。まったく最悪の対応である。これでは、このツアーに申込んだ意味が全く無い。(怒) あまりに気分が悪いので、これ以上はなにも言わない。
 後から分かったことだが、この日観たDemo Reelは、SiggraphのElectronic TheaterやAnimation Theaterで上映されたモノと全く同じモノだった。さらにムカついた。(激怒)